【新華社昆明12月2日】中国雲南省農業農村庁はこのほど、同省のスペシャルティコーヒー農園リストを正式に発表し、「愛伲(あいじ)」「天宇」「比頓(ひとん)」など10の農園が第1陣として認定された。
雲南省の昨年のコーヒー栽培面積は約140万ムー(約9万3千ヘクタール)、生産量は10万トン超、全産業チェーンの生産額は316億3千万元(1元=約19円)に達し、国内最大のコーヒー豆生産エリアとなった。
同省はスペシャルティコーヒー農園の建設と拡大を通じて、産業発展のモデルを確立し、観光客やコーヒー愛好家にスペシャルティコーヒーを通してより深くコーヒー文化を体験してもらえるよう取り組んでいる。コーヒーはすでに、雲南高原の特色ある現代農業の代名詞となり、辺境の少数民族の収入増に寄与する重要な産業ともなっている。
雲南省農業科学院熱帯亜熱帯経済作物研究所の黄家雄(こう・かゆう)研究員は、スペシャルティコーヒー農園の選出がコーヒー豆の高級化や高度加工化を押し進め、「三産融合(第1次、第2次、第3次産業の融合的発展)」の促進とシェア拡大に役立つと指摘。またコーヒー産業の構造転換と高度化の推進、品質と効率の向上において先導的、指導的役割を果たすと述べた。
原文はこちら
Content retrieved from: https://36kr.jp/213743/.
コメント