正月太り対策の食事法「緑茶コーヒー」「16時間断食」「やせ体質になる食材選び」

2023.01.14
みやま市工藤内科ダイエット外来・工藤孝文医師などが正月太り対策の食材や食事法を紹介

みやま市工藤内科ダイエット外来・工藤孝文医師らが正月太り対策の食材や食事法を紹介

 

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日本人はこれまで、さまざまなダイエットを試してきた。健康や長寿を意識したダイエット法が本流となり、コロナ禍で、自宅内で完結する効率性が重要視されるようになったいま、正月太り対策の食材や食事法について、みやま市工藤内科ダイエット外来・工藤孝文医師、イシハラクリニック・石原新菜副院長、保健師、ダイエット講師の松田リエ氏に聞いた。

緑茶コーヒーを2023年の定番飲料に

「やせたいけど運動や食事制限は億劫」なら、試したいのが緑茶コーヒーだ。内科医の工藤孝文氏は、生活習慣を変えず緑茶コーヒーを飲むだけで25kg減量を成功させた上で、肥満に悩む患者へも緑茶コーヒーを薦めてきた。

コーヒーに含まれる「クロロゲン酸」は食後の血糖値上昇を抑えるが、逆に「カフェイン」は一時的に血糖値を上昇させてしまう。緑茶には、糖質の吸収量を減少させるカテキンの「エピガロカテキンガレート」、カフェインの作用を緩和する「テアニン」が含まれている。つまり、二者をブレンドするとコーヒーのマイナス面が打ち消され、最強のダイエットドリンクとなるというのだ。

緑茶コーヒーの作り方

緑茶コーヒーの作り方

 

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できる男はやっている16時間断食のすすめ

イシハラクリニック・石原新菜副院長

イシハラクリニック・石原新菜副院長

 

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医師の石原新菜氏は、同じく医師である父・結實氏と断食施設「ヒポクラティック・サナトリウム」を運営する一方、家庭で誰でも取り組める断食法「16時間断食」を提唱する。16時間とは、胃腸を完全な空っぽの状態にし、古い細胞を生まれ変わらせる「オートファジー」機能のために必要な時間だ。何も食べないまま10時間ほど経つと、まず脂肪が分解されエネルギーへと変わる。16時間の経過で「オートファジー」が活性化し、今度は古い悪玉たんぱく質も分解されエネルギーとなる。

食事内容に制限のない16時間断食は、頻繁な会食が避けられない人にも向いている。たとえば夜8時に食事を好きなだけとっても、翌日の12時に昼食をとるまで、何も食べなければ成功だ。睡眠時間も16時間内にカウントされるので、朝食を抜くだけで計算が合う。飲み物は摂取していいので、小腹が空いたらしょうが紅茶や人参りんごジュースなどヘルシーな飲み物で空腹を紛らわせよう。

「空腹時間は脂肪を燃焼させるだけでなく、脳をはじめ胃腸以外の臓器へ血流を集中させることができます。オットセイのオスがメス何十頭もの相手をするときは何も食べないように、ひとつの物事に集中したいときも断食は効果的ですよ」

ある日の16時間断食例

ある日の16時間断食例

 

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外食派も自炊派も食材選びがやせ体質のカギ

保健師、ダイエット講師の松田リエ氏

保健師、ダイエット講師の松田リエ氏

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「食事の量は減らさなくていい。たんぱく質を中心とした食材を選んでバランスを整えるだけで、正月太りは解消できます」

こうアドバイスする松田リエ氏は、看護師や保健師の経験をベースにダイエット講師として活躍してきた。著書『ずぼら瞬食ダイエット』では、瞬く間に作れる簡単な料理で健康的にやせる「瞬食」の理論やレシピを伝えている。

ダイエット食の基本は糖質制限と思われがちだが、糖質たっぷりの白飯や麺を完全に断ち切ろうとする人ほどダイエットは頓挫しやすい。松田氏によると、肉、魚、大豆、乳製品などたんぱく質多めの食材選びが食事改善のカギだ。食べて満足感があるほか、たんぱく質には食後の体温を上げて脂肪を燃焼させやすくする効果もある。

コロナ禍では、今まで料理に縁のなかった人も手料理に挑戦する機会が増えた。そんなビギナーも含めた自炊派には、加熱済みでたんぱく質が豊富なサバ缶やツナ缶を活用するレシピが、時短にもなるダイエット食としてオススメだという。

外食が続くとしても、メニュー選びを工夫すればダイエットは可能だ。

「ラーメン屋では、麺を半量にして野菜や卵を増やすこと。コンビニ弁当なら、野菜、きのこ、海藻を使った副菜も一緒に買うと、ビタミンを上手に補えて健康的にやせられますよ」

瞬時に完成「やせレシピ」

瞬時に完成「やせレシピ」

 

 

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