2022.12.24「認知症患者、コーヒー提供 水戸のNPO 介護事業所で活動」

認知症患者、コーヒー提供 水戸のNPO 介護事業所で活動

 
2022年12月24日(土)

香り豊かなコーヒーを入れるNPO法人「ともに歩む認知症の会・茨城」会員たち=水戸市緑町
香り豊かなコーヒーを入れるNPO法人「ともに歩む認知症の会・茨城」会員たち=水戸市緑町

認知症患者やその家族でつくる水戸市のNPO法人「ともに歩む認知症の会・茨城」が22日、同市緑町の看護小規模多機能型居宅介護事業所「絆」で、利用者向けにコーヒーを入れるボランティアを行った。香り高い、温かなコーヒーのサービスに施設には笑顔の輪が広がった。

ボランティア活動は、施設の利用者にリラックスしてもらう時間を過ごしてもらうとともに、若年性認知症患者の活動の場を設けるのが目的。昨年12月に続き2回目となる。

今回は同施設のクリスマス会の一環として実施。会員はコーヒーの入れ方の講習を受け、自宅で練習して本番に臨んだ。

会員は、利用者11人にハンドドリップのコーヒーを入れたり、入れたての紅茶を提供したりし、「お代わり、ありますからね」や「いかがですか」など優しく声をかけていた。

利用者で同市の佐藤麻子さん(43)は「おいしかった。香りがよく、ゆっくりコーヒーをいただくことができた」と喜んでいた。

同法人に所属する若年性認知症(レビー小体型認知症)の平みきさん(64)は「(利用者が)いい表情をしてくれるのでうれしい。こうした活動は刺激になる」と笑顔を見せた。

同法人代表の渋谷史子さん(52)は「活動の機会を設けることは、認知症の人や介護している家族の社会参加につながる。今後も続けていきたい」と話している。

 

最近の記事

 

 

 
 
 

 
 

<!–emotional icon

–>

 

 

 

Content retrieved from: https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16717970053025.

コメント

タイトルとURLをコピーしました