台湾ファミリーマートは台北市にコーヒー専門店「レッツ・カフェ・プラス」の1号店をオープンさせる。日本のコーヒーブランド「UCC」と手を組み、台湾産の高級コーヒーをはじめとするドリンクや軽食を提供する。店内は40坪、座席数は30席。設備に約800万台湾元(約3440万円)を投じた。今年度の売上高は1000万元(約4300万円)。
台湾ファミマ、台北にコーヒー専門店を初開業 台湾産高級コーヒーなど提供
台湾ファミマ、台北にコーヒー専門店を初開業 台湾産高級コーヒーなど提供
(台北中央社)台湾ファミリーマート(全家便利商店)は台北市中山区にコーヒー専門店「レッツ・カフェ・プラス」の1号店をオープンさせる。日本のコーヒーブランド「UCC」と手を組み、台湾産の高級コーヒーをはじめとするドリンクや軽食を提供する。
台北メトロ(MRT)双連駅から徒歩5分ほどの大通りに面した立地。周辺にはオフィスビルが立ち並ぶ。店内は40坪、座席数は30席。設備に約800万台湾元(約3440万円)を投じた。今年度の売上高は1000万元(約4300万円)を目指す。
同社は2006年に入れたてコーヒー「レッツ・カフェ」の販売を開始。2017年には100%単一産地の豆を使ったシングルオリジンコーヒーや、まとめ買いしたコーヒーを好きな店舗で受け取れるサービスを導入し、顧客の引きつけに成功。毎年60億元(約260億円)を売り上げるまでになった。高価格帯のシングルオリジンコーヒーは入れたてコーヒー全体の売り上げの20%近くを占める。
コーヒー専門店で販売するコーヒーは25種類。氷出しやスパークリング、酒入りのコーヒーカクテルを目玉とする。平均価格は1杯150~200元(約645~860円)。雲林・古坑産のゲイシャや阿里山産など台湾産コーヒーも提供する。最も価格が高いのは、古坑産ゲイシャの氷出しコーヒー1杯500元(約2150円)。
環境に配慮し、繰り返し使用できる循環カップも持ち帰り用に導入する。
同社の黄君毅商品本部長は、同社は傘下子会社で定食屋チェーン「大戸屋」や焼肉専門店「IKIGAI」、韓国フライドチキン専門店「bb.q CHICKEN」などを運営していることから、飲食店経営のノウハウを有していると紹介。コーヒーの専門性や長年のUCCとの協力関係、食品の品揃えの豊富さや品質の高さなどにおいても優位性を擁していると自信を示した。
今後の出店計画については、飲食店はコンビニエンスストアに比べて開業準備に多くの時間がかかるとし、店舗拡大を急がない方針を示した。まずは半年間様子を見て、ビジネスモデルが定まった後で出店戦略について検討していくとした。
「レッツ・カフェ・プラス」は26日に正式オープン。22~25日には試験営業を行う。
(曽智怡/編集:名切千絵)
> 中国語関連記事
Content retrieved from: https://japan.focustaiwan.tw/economy/202212210011.
コメント