記事掲載後の反響に驚き Nagasawa COFFEE ニューヨーク・タイムズ紙が紹介 来客増、オンラインはパンク状態

2023-01-19

広々とした空間でコーヒーを楽しめる「Nagasawa COFFEE」=盛岡市上田

 米国のニューヨーク・タイムズ紙電子版が盛岡市を選出した記事「2023年に行くべき(世界の)52カ所」の中で、名前が上がった同市上田のカフェ「Nagasawa COFFEE(ナガサワコーヒー)」が記事掲載後、多くの来店者でにぎわっており、長澤一浩さん・ゆかりさんのオーナー夫妻が反響の大きさに驚いている。

 同電子版は12日、ナガサワコーヒーを「オーナーが豆にこだわり、ドイツのプロバット社製ヴィンテージのロースター(焙煎機)を個人的に輸入、復元している」などと記している。

 同店は、盛岡市出身の一浩さんと滝沢市出身のゆかりさんが、2012年に開いた。約4年間の独学を経て、店を開くまでは、2人とも会社員だったという。

 店内には飲食可能な席が14席あるが、コーヒー豆の販売を主としている。質のいいスペシャルティコーヒーを取りそろえ、扱う豆は随時変わる。

 メニューはシングルオリジンやブレンド、エスプレッソ、スイーツとコーヒーのセットなどがあり、コーヒーをメーンに楽しめる。コーヒー豆やその他商品は、店頭または公式サイトで購入可能。

 同電子版に取り上げられたことに、ゆかりさんは「驚きが大きかった」と打ち明ける。記事を書いたクレイグ・モドさんが店を訪れたのは半年以上前。一浩さんと、店内にある大きな焙煎機の話などで盛り上がっていたため、同店が印象に残ったのではないかと推察する。

 客層は、近くの商店街の人や県外からの旅行者、子連れからお年寄りまで幅広い。普段から外国人客はいたという。

 報道後にはNYタイムズ紙を持った団体客も来店。ゆかりさんは「やはりお客さんが増えた。海外の人より地元の方が多く、電話の問い合わせも多い。特にすごいのはオンライン。通常、購入の申し込みは10件程度なのだが、パンク状態」とうれしい悲鳴を上げている。

 「さまざまな人に、幅広く飲んでいただきたい。難しく考えるより、『おいしい』と思ってもらえればうれしい」と笑った。

 木曜定休。営業時間は午前11時から午後8時まで。

 

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Content retrieved from: http://www.morioka-times.com/detail/?kijiid=1171.

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