タイの「カフェ・アマゾン」、ベトナム進出を発表

2019年12月26日

このほど、タイのPTT公開株式会社(PTT Public Company Limited)子会社のPTTORとセントラル・プラザ・ホテル(Central Plaza Hotel Public Company Limited=Centel、センテル)の2社は、ベトナムでコーヒーチェーン「カフェ・アマゾン(Cafe Amazon)」を共同展開することになった。

「カフェ・アマゾン(Cafe Amazon)」は、ここ10年、タイ国内で安価で大衆的なコーヒー文化を普及させた功績は大きい。20年前までのバンコクでは、まともなコーヒーは高級ホテルでしか飲めなかった。一般の人たちは、コンビニで甘たるいコーヒー牛乳のようなものしか飲めなかった。

隣国カンボジアには、フランス統治以来のコーヒー文化が都市部に定着しているが、ここにも3年ほど前から「カフェ・アマゾン(Cafe Amazon)」が進出し、店舗数を急速に増やしている。小奇麗な店内で安価にコーヒーが飲めるのが、カンボジア人はちょっと背伸びしたコーヒー文化となっている。アマゾン以上の価格のカフェとなると、一般の若者は気後れするのだ。
ベトナムのカフェ文化は庶民に定着している。
さて、ベトナム進出に踏み切った理由についてPTTORは、「ベトナムは高い経済成長を遂げており、コーヒーチェーン事業において外国人投資家による投資も制限されていない。コーヒーに対する需要も極めて高い」とコメントしている。が、ベトナムは東南アジア第一の独特のコーヒー文化が発展、定着している。そこにタイ式大衆コーヒー文化が受け入れられるか、見ものである
カフェ・アマゾンはタイのコーヒーチェーン最大手で、2019年末現在、アジア各国に約3200店舗を展開している。ベトナムでは直営店だけでなく、フランチャイズ(FC)展開もする予定という。

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