お酒を飲みながら人々と語り合い交流する文化がある英国。そこで大切なのが、パブの存在です。老若男女が集う広いパブもあるなか、最近は店舗が極小サイズの「マイクロパブ」が増えており、その数は500軒以上にもなります。
↑パブは死なない
ロンドンのハマースミスにある「ザ・ダブ」というパブは、「英国で最も小さなバー」としてギネス世界記録に認定された店。かつてコーヒーハウスだった場所で、店舗の大きさは1.2×2.1×0.25mと驚きの狭さです。
いま同国で増えているのが、ここまで極小ではなくても、席数が10席以下の小さなマイクロパブ。コロナ禍で厳しい逆風を受けた飲食業界ですが、英国のマイクロパブに限っては、閉店する店が出るどころか数が増え続けているそう。
というのも、「飲んだり食べたりしながら人々と交流したい」ニーズと、感染のリスクを小さくしたいという衛生面のことを考えると、限られた人しか入れない小さなマイクロパブはうってつけの場所。これまでのパブよりも、ぐっと親密でコミュニティを重視する人々のベストなスポットと認識されているようです。
店内をすべて見渡せる小ささが、人々に安心感や居心地の良さを与えているのでしょう。街の一画に自分のお気に入りを見つける楽しさもありそうです。
もし英国を訪れることがあるなら、従来のにぎやかなパブもいいけれど、こんなマイクロパブもチェックしてみてはどうでしょうか?
【主な参考記事】
Mirror. Micropub boom sweeps the UK as beer lovers hunt for the best ‘tiny’ hidden gems. October 21 2024