2022年12月21日
タイの国営石油会社PTTの小売事業会社が展開する「カフェ・アマゾン」は、ベトナムでの店舗数がホーチミン市などの南部に15店と、他の大手チェーンに比べると小規模だ。2020年にベトナムに進出した後は店舗の拡大に勢いが見られず、東南アジア最大級のコーヒーチェーンとしては消極姿勢が目立っている。19日付VNエクスプレスが報じた。
同チェーンは01年の創業で、21年半ばにはタイ国内で3,400店以上、これまでに東南アジアを中心に日本、中東、中国にも拡大し、総店舗数は4,000を超えている。
ベトナムでは20年10月に南部ベンチェ省のショッピングモール「GO!」に1号店を開いたが、今年末までの目標も20店と少なく、北部進出の計画はまだ示されていない。
同チェーンのベトナム法人代表者によると、ベトナム進出時から新型コロナウイルス感染拡大に見舞われ、主要市場とみていたホーチミン市の飲食市場規模は21年に前年比46%縮小。地場チェーンなどとの激しい競争にも直面し、今は消費者の動きを見極めながら出店している段階だという。
地元メディアの調べによると、12月初めの時点で国内のコーヒーチェーンのうち、ハイランズ・コーヒーが573店で最多。これにザ・コーヒーハウス(154店)、フックロン(118店)、チュングエン・レジェンド(95店)、米スターバックス(82店)が続いている。
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