衝撃の予測:来期2025/26年度は「コーヒーが足りない」
2025年も残りわずかですが、コーヒー業界にとっては少し耳の痛いニュースが飛び込んできました。
米国農務省(USDA)の最新予測によると、来期2025/26年度の世界コーヒー市場は「供給不足(Deficit)」に陥る可能性が高いとのことです。
「また値上げの話?」と思われるかもしれませんが、今回の予測が少し怖いのは、これが一時的な天候不順だけが理由ではない点です。
世界中でコーヒーを飲む人は増え続けている(需要増)のに、生産地では気候変動やコスト増で豆が作れなくなっている(供給減)。
これまで市場のクッション役となっていた「在庫の余り」が急速になくなっており、これは構造的なコーヒー不足時代への突入を意味しています。
ブラジルを襲う「対米関税」と「物流」の二重苦
特に心配なのが、私たちの飲むコーヒーの多くを支えているブラジルの状況です。
ブラジル輸出業者協議会(Cecafé)のデータでは、2025年上半期の輸出量が前年比で21%も減少しました。
個人的に注目しているのは、ここに「政治的な壁」が加わっている点です。
対米輸出に課された50%もの高関税が、物流に大きく影響を与えています。
「アメリカとブラジルの話でしょ?」と思うなかれ。世界最大の消費国アメリカへの輸出が滞れば、そのしわ寄せは物流コストの高騰や、他国への供給不安定化という形で、巡り巡って日本の商社や焙煎店をも直撃します。
港が混雑し、船が出ない。豆はあるのに届かない。そんな困った状況が2026年も続きそうです。
イリー(illy)も再値上げへ。「高級化」は止まらない
この影響は、すでに有名ブランドの価格設定に表れています。
イタリアの老舗「illycaffè(イリー)」が、2026年1月からさらなる値上げを計画していることが分かりました。
彼らの予測では、アラビカ種の国際相場(Cプライス)は今後、2.80〜3.00ドル/ポンドという高値で「定着」すると見ています。
ここから読み取れるのは、「いつか安くなるだろう」という期待は一旦捨てたほうがいい、という現実です。
2026年、日本の私たちにできる防衛策は?
ほぼ100%輸入に頼る日本では、安いブレンドコーヒーから、カフェのエスプレッソドリンクまで、2026年は「価格改定」が続くことが予想されます。
家計を守るために「豆のランクを落とす」あるいは「飲む回数を減らす」という選択肢もありですが、「美味しくない一杯」で我慢するのは、避けたい。。。
そこで提案したいのが、「外で飲む回数を少し減らし、その分『お家で丁寧に淹れる習慣』をつける」というアプローチです。
カフェ代を「器具」に投資して、自宅を最高の喫茶店にする
たとえ豆の価格が上がったとしても、人件費や家賃が含まれる「お店の一杯(600〜800円)」に比べれば、自宅で淹れる一杯(数十円〜100円程度)のコスパは圧倒的です。
最近では、手頃な価格でもプロ顔負けの味が出せる「性能の良いミル」や、誰でも安定して淹れられる「ドリッパー」がたくさん登場しています。
カフェ数回分のお金で環境を整えてしまえば、あとは毎日「安くて美味しいコーヒー」が飲み放題になります。
「消費する」時代から、「自分で淹れる時間を楽しむ」時代へ。2026年はコーヒーとの付き合い方を少し変える、良いきっかけになるかもしれません。
今回の記事の主な参照元:Coffee News Recap, 12 Dec: USDA predicts coffee deficit in 2025/26 (Perfect Daily Grind)
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