【名城大学】経営学部の澤田慎治准教授のゼミ生がUCCからコーヒーの基礎知識を学ぶ
ATグループとコラボしたオリジナルのブレンドコーヒーと紙コップの開発に向けて
本学と産学連携に関する包括協定を締結している「株式会社ATグループ」(名古屋市昭和区)と本学経営学部の澤田慎治准教授のゼミ生たちがコラボして、愛知トヨタのショールームで提供するオリジナルのブレンドコーヒーと紙コップを開発することになり、天白キャンパスで9月30日、「UCCジャパン株式会社」(東京都港区)の協力を得てゼミ生25人を対象にしたコーヒーセミナーが開催されました。
産地が違う5種のコーヒーを試飲 オリジナルのカフェオレ作りも体験
この開発プロジェクトは協定に基づく連携事業の一環で、ATグループ側は学生のフレッシュな視点を取り入れて「選ばれ続ける販売店にしたい」、本学側は学生たちにマーケティングなどの「実践の経験を積む場に」との目的でスタートしました。まず、学生たちは6月に「愛知トヨタ高辻店」と「THE CROWN 愛知高辻」を見学し、ショールームの雰囲気を体感してきました。
この日のセミナーはUCCジャパンの堀重孝さんと土井克朗さんが協力。UCCコーヒーアカデミー東京校講師でコーヒー鑑定士などの資格を持つ土井さんが登壇し、まずコーヒーの起源や広まっていった歴史、収穫の過程や焙煎の違いによる苦みの変化など、コーヒーに関するさまざまな知識を紹介。ブラジルやキリマンジャロ、ジャバロブスタなど学生たちが試飲した産地が違う5種のコーヒーの苦みや香り、酸味などの特徴も解説しました。
続いて、学生たちは6グループに分かれ、「最高においしいカフェオレ」をテーマに、試飲した5種のコーヒーから2種を使ったブレンド作りを体験。各グループで「スイッチを入れたい時に飲む」「登山で山頂に着いた時に飲みたい」「働くあなたに」といったコンセプトやストーリーを話し合いながら、コーヒーを混ぜる割合や種類を何度も変えてオリジナルのカフェオレ作りを目指しました。
11月に試作と選定セミナーを開催 12月中旬には最終提案を予定
オリジナルのブレンドコーヒーと紙カップの開発に向けて、10月21日にはコーヒーについて理解を深めた学生たちとATグループの担当者による意見交換会、11月にはオリジナルのブレンドコーヒー決定に向けた試作と選定セミナーを開催し、12月中旬には最終提案を行う予定です。実際に提供するショールームの場所や提供の開始時期については現在、ATグループ内で検討しています。