コーヒーは好きだけれど、ドリップするのが面倒くさいという人にとって嬉しい、インスタントコーヒー。
インスタントコーヒーといえば、粉を入れてお湯を入れるだけと思うかもしれませんね。せっかくならば、インスタントコーヒーをおいしく飲む方法を知りたくありませんか。
『ネスカフェ ゴールドブレンド』などの製品で知られる、ネスレ日本株式会社(以下、ネスレ日本)に、お勧めのおいしい淹れ方を聞きました。
インスタントコーヒーの種類とは?
自社ブランドの『ネスカフェ』や、焙煎度合いや味わいの特徴が多様で、お湯でさっと溶けるインスタントタイプのソリュブルコーヒーを取り扱っているネスレ日本。
瓶入りだけでなく、詰め替え用、スティックタイプなどのラインアップがあります。
画像提供:ネスレ日本一般に、インスタントコーヒーには、以下のような製法で作られた2つの製品があります。
1.フリーズドライ製法(真空凍結乾燥法)
2.スプレードライ製法(噴霧乾燥法)
いったんコーヒー液を作るところまでは同じですが、『フリーズドライ製法』ではコーヒー液を凍らせたものを砕き、真空状態で乾燥させます。
一方、『スプレードライ製法』では、コーヒー液を液状にして熱風で水分を蒸発させます。
今回取材したネスレ日本の製品でいうと、『ネスカフェ ゴールドブレンド』はフリーズドライ製法で作られた製品で、『ネスカフェ エクセラ』はスプレードライ製法で作られた製品です。
ちなみに、ネスレ日本ではインスタントコーヒーではなく、独自の製法を基に『レギュラーソリュブルコーヒー』というカテゴリーで、製品を展開しています。
ホットコーヒーをおいしく入れる手順
ネスレ日本によると、ホットコーヒーをおいしく入れる手順は以下です。
1.カップにコーヒーパウダー約2g(スプーン1~2杯)を入れます。
2.沸騰してからひと呼吸置いたお湯140㎖を温めていないカップに注ぐと、カップの中の温度が80~85℃になります。この温度が、味と香りをもっともひきたてる温度です。
3.よくかき混ぜた上、ブラックの場合はそのまま、またはお好みで『ブライト』や砂糖を加えて、お楽しみください。
ホットでは「80~85℃が、味と香りをもっともひきたてる温度」というのは、知らない人が多かったのではないでしょうか。
ブラックで飲む人は、1杯分がすでに計量されているブラックスティックタイプを使うと便利でしょう。1杯ずつ開けられて、いちいち計量する必要がありません。
瓶入り製品の場合には、初めて開封する際に内蓋の縁を残してナイフなどで切り取ると、蓋がぴったりと閉まります。酸化が防げておいしさが長持ちしますよ。
また、お気に入りのカップで、140㎖がどのくらいかを把握しておくと、毎回計量する必要がなくなります。
アイスコーヒーをおいしく入れる手順
気温も上昇し、冷たい飲み物を欲する季節になってくると、知りたいのがおいしいアイスコーヒーの作り方。ネスレ日本のお勧めの方法は以下です。
【スプレードライコーヒーの場合】
まず『ネスカフェ エクセラ』などの、スプレードライコーヒーを用意しましょう。スプレードライコーヒーは、冷たい水や牛乳にもさっと溶けるのが嬉しいポイントです。
・ブラックアイスコーヒー
1. 冷たい水140㎖をグラスに注ぎ、コーヒーを約2g(スプーン1~2杯)を入れます。
2.かき混ぜればでき上がりです。
・アイスラテ
1.グラスに冷たい牛乳150㎖をそそぎ、コーヒーを約2g(スプーン1~2杯)を入れます。
2.かき混ぜればでき上がりです。
アイスラテの場合、少し濃いめに入れるのが、おいしさのコツです。
【フリーズドライコーヒーの場合】
『ネスカフェ ゴールドブレンド』などといった、フリーズドライコーヒーを用意しましょう。
1.耐熱性のグラスにコーヒーパウダー約2g(スプーン1~2杯)を入れます。
2.沸騰してからひと呼吸置いたお湯90㎖をグラスに注ぎ、よくかき混ぜます。
3.氷を加えて混ぜると、アイスコーヒーのでき上がりです。
ネスレ日本からは「ソリュブルコーヒーは粉末状で溶けやすく、アレンジがしやすいのでアイスカフェメニューの作成にも適しています」とアドバイスをもらいました。
今回ご紹介した、ネスレ日本直伝の方法を試してみて、おいしいコーヒーを味わってみてくださいね。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]
- 取材協力
- ネスレ日本株式会社