株価8割も下落 カナダ「国民カフェ」の中国法人、資金不足で事業拡大にブレーキか

カナダの国民的カフェチェーン「Tim Hortons(ティムホートンズ)」が2019年に中国進出してから5年が経過した。

同社の中国法人「TH International (Tims天好中国)」(以下、ティムズ中国)は、2023年末までに中国で1000店舗を開設すると目標を掲げていたが、今年1月中旬の時点での店舗数は909店となり、目標を達成しなかった。

ティムズ中国は合弁会社で、株主にはティムホートンズの親会社「Restaurant Brands International (RBI)」、RBIと共同でティムズ中国を設立した「Cartesian Capital Group」のほか、中国のIT大手テンセントなどが名を連ねる。

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出店速度が鈍化した直接的な原因は、ティムズ中国と出資者の間で新たな資金調達について意見の相違が生じ、調達額が減少したことだとみられる。加えて中国市場全体の景気減速やカフェ業界の激しい競争なども、同社の業績に悪影響を与えている。

投資家は以前から同社の株価の先行きを悲観してきたようだ。22年9月に特別買収目的会社(SPAC)と合併しナスダック上場には成功したものの、株価は当時から、一時8割以上下落した。

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(36Kr Japan編集部)

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