2022.12.13「肌にも環境にもやさしい、サステナブルなあぶらとり紙の提案」

2022年12月13日

肌にも環境にもやさしい、サステナブルなあぶらとり紙の提案

肌にも環境にもやさしい、サステナブルなあぶらとり紙の提案
廃棄されるコーヒー豆の薄皮(チャフ)を有効活用したあぶらとり紙を発売

株式会社箔一では、廃棄されるコーヒー豆の薄皮(チャフ)を有効活用したあぶらとり紙を、2023年1月21日(土)より発売します。

美味しいコーヒーのイメージ

全国屈指のコーヒー好きである金沢市民

金沢市民はコーヒー好きだと言われています。総務省統計局による家計調査(二人以上の世帯)では、金沢市のコーヒーの消費金額は世帯当たり年間7,810円であり、全国6位にランクインしています。(品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2019年~2021年平均))
 
特に上質な珈琲を好む傾向があるといわれ、金沢市内には、こだわりの珈琲を出す喫茶店が多くあります。自家焙煎を行っている店も少なくありません。

コーヒー豆の薄皮

大量に破棄されているコーヒー豆の薄皮

こうした自家焙煎の店にとって、困りごとの一つが珈琲の薄皮です。
焙煎前のコーヒー豆には薄皮(チャフ)がついており、これは渋みやえぐみの原因になるとされています。そのため焙煎する際に除去していきますが、基本的に使い道はなく、日々大量のチャフが破棄されています。

捨てられる素材を有効活用したい

このチャフは、商品にはならないものの特有のかぐわしい香りを持っています。また近年の研究で、その成分に消臭効果や抗酸化作用が期待できるという報告もされています。箔一では、この機能性にも注目し、チャフをあぶらとり紙の原料として有効活用できないか、地元のコーヒーメーカーと一緒に研究を重ねてきました。

チャフの機能性によってより魅力的な商品に

今回開発したのはチャフを漉き込んだあぶらとり紙です。もともと原料には数年で収穫できる天然麻を使用していますが、さらにチャフを用いることで、原材料の使用量を抑制できます。さらに、消臭や抗酸化という機能性も期待できます。メイク直しなどあぶらとり紙を使う瞬間にコーヒーの香りがふわっと感じられ、ちょっとしたリラックスタイムとしてお楽しみいただけます。

コーヒーあぶらとり紙イメージ

伝統工芸に根付く知恵を現代の暮らしに

あぶらとり紙も、かつては使い終えた「箔打ち紙」を再利用したものでした。伝統工芸には、いまよりもずっと不便な時代に生きた人たちの、暮らしを良くする知恵が詰まっています。その価値観には、現代の私たちにとっても、サステナブルな暮らしにつながるヒントが多くのこされています。

このあぶらとり紙は、伝統産業を手掛ける企業として、ものを最後まで無駄にせず、大切に使うという精神を受け継ぐからこそ生まれたものです。ふくよかな香りでリラックスしたい時間に。また、コーヒー好きな男性へのプレゼントとしてもおすすめしています。

また、本商品はいしかわエコデザイン賞2022にてフューチャー賞にも選ばれました。

商品名/コーヒー あぶらとり紙(香り付き)
発売日/2023年1月21日(土)
本体サイズ/95mm×95mm(20枚綴り)
販売価格/385円(税込)
販売/箔一各店、箔一通販サイト(https://bihaku-club.jp)にて

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Content retrieved from: https://www.hakuichi.co.jp/news/release/detail.php?id=2492.

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