箔一、コーヒー豆薄皮を活用したあぶらとり紙


「コーヒー あぶらとり紙」は使用時にふわっとコーヒーの香りがする

金箔大手の箔一(金沢市)は26日、コーヒー豆の薄皮を有効活用したあぶらとり紙「コーヒー あぶらとり紙」を発売する。豆の焙煎(ばいせん)時に出る薄皮を、あぶらとり紙にすき込んだ。8年がかりで開発した。軟らかい肌触りや吸脂性はそのままに、使用時にふわっとコーヒーの香りがする。価格は20枚つづり1セット385円。同社の店舗や通販サイトで販売する。

石川県の人気コーヒー店と共同開発した。薄皮は渋みやえぐみがあるため食用には適さないが、香り高く消臭効果も期待できる素材という。

あぶらとり紙の原材料の天然麻は多くを輸入に頼っている。不要となったコーヒー豆の薄皮を買い取り、紙にすき込むことで、天然麻の使用量を抑えることができるほか、「サスティナブルな社会に貢献したい」(同社)と話す。コーヒー好きな人への贈り物や、リラックスタイムに向くという。

Content retrieved from: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC206M30Q3A120C2000000/.

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