米スタバの中国事業株売却、買い手候補が最大50億ドルを提示=関係者

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Julie Zhu Kane Wu[香港 5日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックスの中国事業の株式売却に向けた入札で、買い手候補のほとんどは、事業価値の見積もりを最大50億ドルと提示している。事情を知る関係者2人が明らかにした。この提示額で売却がまとまれば、海外展開する消費財企業による中国関連資産売却としては近年で最も高額な案件のひとつとなる可能性がある。ロイターは先月、スターバックスが10社程度の買い手候補に対して9月初旬までに拘束力のない入札に参加するよう呼びかけたと報じた。関係者によると、買い手候補の大半はスターバックスの中国事業に対して、4億ないし5億ドルと見込まれる今年の利払い・税・減価償却前利益(EBITDA)の約10倍の評価額を提示した。関係者の1人の話では、少なくとも1社がの「10倍台後半」の金額を示したという。スターバックスと競合する中国の瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)は現在、向こう12カ月の予想EBITDAの9倍で評価されており、スターバックスの中国事業はこれと近い評価を得たことになる。
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