「カタシモワイナリー」が造る「ジャパニーズブランデー葡萄華35度」が、フランスのカンヌで開催された「Vinalies Internationales(ヴィナリ国際コンクール)2024」において、金賞を受賞した。
日本の蒸留酒では初めての受賞かつ金賞という快挙であり、同商品は大阪府より「大阪産(もん)名品」にも認証されている名品だ。
大阪で100年以上栽培し続けてきた、デラウェアぶどうのブランデーについて紹介したい。
関西で唯一110年以上続く、西日本最古のワイナリー
「カタシモワイナリー」は大阪府柏原市にある。柏原市は約1300年前にシルクロードを渡り、仏教がやってきた場所だと言われている。そんな同地で創業当時から「日本人の味覚に合うワイン」を造り続けてきた。
同ワイナリーの初代が開拓によって葡萄の産地を築き、2代目が「海外では葡萄を使ったお酒がある」ことを知り、葡萄のお酒「葡萄酒=ワイン」を作ることを決心。そこで、日本酒の蔵元や杜氏とともに葡萄をアルコール飲料に変える方法を模索し、ワイン醸造を始めたという。
葡萄作りがワインの命
同ワイナリーでは基本的に、大阪の気候に適した棚栽培をおこなっている。
棚栽培はぶどうの実が葉の下にぶら下がる形になるため、真夏の過酷な直射日光を避けることで、とてもよい葡萄が収穫できる。
また、同ワイナリーの自社農園では、除草剤を使用せず減農薬に取り組み、可能な限り有機肥料を使用した栽培を行っている。農薬を一般的な使用量の三分の一以下に抑えて作った葡萄は、大阪府のエコ農産物にも認定されているほどだ。
デラウェアを使用して熟成したユニークなブランデー
「ヴィナリ国際コンクール」は、フランスで開催されている審査会。
1994年に創設されて以来、毎年、各国の生産者から送られる約3,000のアイテムを、世界中から集まった専門家で構成される審査員が厳正なブラインド・テイスティング審査で評価している。
世界に評価されたブランデー
今回、同コンクールで金賞を受賞した「ジャパニーズブランデー葡萄華35度」は、大阪で100年以上に渡って栽培を続けるデラウェアぶどうの皮を原料に醸造し、リムーザンのフレンチオークで熟成した世界にはないユニークなブランデーだ。
豊かな果実味で丸みをおびた口あたり。キャラメル、青りんご、桃、蜂蜜のニュアンスがスムーズで徐々に広がり、永遠に続くような長い余韻が楽しめる。
同商品はストレート、オンザロックはもちろんのこと、炭酸でブランデーハイボールにしたり、コーヒー、紅茶に数滴垂らすのもおすすめだ。
大阪の地でしか作ることができず、また味わうことができない同商品。海外のものとは明らかに違う、日本人のために日本人が、日本人の製法と真心で作る逸品だ。
ジャパニーズブランデー葡萄華35度デラウェア 樽熟
容量:500ml
価格:3,520円(税込)
販売:カタシモワイナリー直売所、公式販売サイト
公式販売サイト:https://kingselby.shop-pro.jp/?pid=6032055
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000131204.html
(田原昌)