リサイクルしづらいことから使い捨てにされることが多く、世界中で問題になっているプラスチックストロー。紙製ストローへの切り替えや、プラスチック製ストローの提供を廃止する飲食チェーン店が増えています。
日本でKFCブランドを展開する日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社は、プラスチック製ストローを必要としない「ドリンキングリッド」の導入を開始しました。「ドリンキングリッド」とは、ストローがなくてもドリンクを飲むことができる容器のフタのことです。
国内全店舗に導入予定
KFCは、2023年4月から国内28店舗でドリンキングリッドの先行テストを実施。さらに改良が加えられたというドリンキングリッドを国内のKFC全店舗に導入。
2024年12月末頃までに、新型ドリンキングリッドが国内のKFC全店舗で採用される予定です。また、このドリンキングリッドの素材はポリエステル繊維「再生ペット」を25％使用しています。
プラ削減に向けたKFCの取り組み
KFCはこのドリンキングリッド導入以外にも、「SDGsアクション」を推進しているといいます。
具体的にはスプーン・マドラー・フォークをプラスチック製から木製へ切り替える取り組みや、バイオマス素材を配合したレジ袋への切り替え、ドリンク用プラカップの廃止などを実施。
それらの取り組みにより、2020年から3年間で1店舗平均58.7％のプラスチック削減を達成していると公表しています。
また、2023年7月からは「使う人だけ、使う分だけ」というキャッチフレーズで、ペーパーナプキン・スプーン・ガムシロップ・コーヒーフレッシュなどの付属品を購入者が自ら必要な分だけもらうという「セルフ提供」スタイルを導入、さまざまな廃棄物の削減に取り組んでいます。
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