スターバックスコーヒージャパン、店内グラス提供により約482トンの廃棄物を削減 水使用量やCO2排出量も削減

スターバックスコーヒージャパンは、店舗から出る廃棄物削減を目的に、2023年3月末より全国約1,800店舗で順次導入を進めてきた店内アイスビバレッジ用の樹脂製グラスでの提供により、導入から1年で使い捨てカップやリッド(蓋)など約482トンの廃棄物削減につながったことを発表した。

スターバックス、店内アイスビバレッジ用の樹脂製グラスでの提供により約482トンの廃棄物削減へ

導入当初は1年で、約100トンの廃棄物削減を見込んでいたが、その目標を大きく上回るポジティブな結果になったとのことだ。

店内アイスビバレッジ用の樹脂製グラスは2023年2月20日から、東京・丸の内、銀座エリア、京都、静岡など約100店舗で先行導入し、2023年3月27日から順次拡大、現在は全国の約1,800店舗で提供しているという。

さらに、グラス提供により廃棄物削減につながるほか、使い捨てカップを使用し続けた場合と比較して、水使用量や二酸化炭素(CO2)排出量についても、大きな削減効果が出ているとのことだ。

店内アイスビバレッジ用の樹脂製グラス

■「店長留学」でリユース向上へ

スターバックスコーヒー皇居外苑和田倉噴水公園店では、リユース率向上などを目的に「店長留学」を2023年12月から不定期で実施。同店は、環境に配慮した「グリーナーストア」(※)の国内1号店で、マグカップやグラスの利用割合を示す店内リユース率は、約8割だという。

「店長留学」は、丸の内や大手町、銀座エリアの店長が約3時間、同店で働きながら利用者のニーズや提案方法を学び、知見や経験をパートナー(従業員)同士で共有し、自店舗へ還元していく仕組み。留学前後で、店内リユース率が10ポイント以上向上した店舗もあるとのことだ。

「店長留学」イメージ

■その他の環境に配慮した取り組み

●タンブラー部
タンブラーをもっと楽しく、気軽に、利用してもらうことを目指す継続プロジェクト。マイタンブラー利用者は、タンブラー部員「TUMBLers(タンブラーズ)」として、アプリやWebページで様々なコンテンツを体験できるという。

タンブラー部イメージ

●カップ循環プログラム
東京都内や愛知県内の39店舗で、カップの循環型プログラムの実証実験を実施。さらなるエリアの拡大や快適な使用方法について検証を重ねているとのことだ。

カップ循環プログラムイメージ

※環境配慮型店舗の国際認証「Greener Stores Framework」を取得した店舗のこと。

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