「坂ノ途中」社の海外事業部である「海ノ向こうコーヒー」は、新商品「カスカラコーラ」を、10月19日より一般発売。コーヒーのおいしさを丸ごと提案することで、産地の生産者の収入源を増やし、持続可能な農業の普及を進めていく。
精製の過程で大量に出る果肉と果皮の部分(カスカラ)は、一部は堆肥として活用されることもあるが、大半は使い道がなく捨てられてしまう。また、産地で廃棄されたカスカラは、正しく処理が行われないと腐敗し、水質汚染を引き起こす要因になることも。同社では、カスカラを活用することは産地の環境を守る手助けになるとも考えている。
ドライイチジクやあんずのような風味で甘酸っぱいカスカラ。これをなんとか活用し、1粒のコーヒーチェリーから得られる農家の収入を増やすことはできないか。そう考え、坂ノ途中は2019年から「カスカラコーヒーチェリーティ」「カスカラシロップ」というカスカラの風味を活かした商品を作って販売してきた。
今回のコーラの開発は、カスカラの可能性をより広げるための取り組みの1つ。カスカラシロップをベースに、高知県産の生姜とカルダモン・クロープ・ブラックペッパーなど8種類のスパイスをブレンド。カスカラの果実感やコク、そしてスパイスのピリッとした辛味がアクセントとなり、甘すぎない大人の味わいになっている。価格1944円(税込)。坂ノ途中OnlineShopにて販売する。