廃校となった旧飯坂小学校で、地域資源を活用した地方創生イベント 「ジャパンコーヒーフェスティバル 2024 in 川俣町」を開催
近畿大学社会連携推進センター(大阪府東大阪市)は福島県川俣町と共同で、令和6年(2024年)11月22日(金)から24日(日)までの3日間、旧川俣町立飯坂小学校を会場に、「ジャパンコーヒーフェスティバル 2024 in 川俣町」を開催します。
本イベントは、一般社団法人日本コーヒーフェスティバル実行委員会(大阪府大阪市)が企画・運営を行うもので、近畿大学が東日本大震災復興支援として実施している「大学等の復興知を活用した人材育成基盤構築事業」の一環として川俣町に誘致し、今回で2回目の開催となります。
【本件のポイント】
●旧飯坂小学校を会場に「ジャパンコーヒーフェスティバル 2024 in 川俣町」を開催
●経営学部生がイベントの企画・運営や地域の方々との交流を通して地方創生に貢献
●近大店舗の売上を福島県の東日本大震災で被災した子どもたちを支援する基金に寄付
【本件の内容】
近畿大学は、「大学等の復興知を活用した人材育成基盤構築事業」として、東日本大震災の被災地である川俣町にて復興施策を実施してきました。令和5年(2023年)12月には、観光事業を通して地域における交流人口を増やすことを目的に、「ジャパンコーヒーフェスティバル」を誘致し、経営学部生の提案によって令和4年(2022年)3月に廃校した小学校を会場に開催。1,500人もの方が来場し、地域住民の方々からは「廃校が人でにぎわうイベントで利用され、同級生や同窓が集まるきっかけとなり嬉しい」「静かな街に賑わいが戻ってよかった。継続してほしい」といった声が寄せられました。
大盛況だった昨年に続き今年も同会場で開催し、近畿大学経営学部の地方創生に関心のある2・3年生22人が運営に協力します。本イベントでは、ミャンマー、ブラジル、エチオピアのコーヒーを飲み比べることができます。学生たちは受付などのイベント運営やSNSによる広報活動を行うほか、「至福の一杯のコーヒー屋」と「CO-COFFEE」の2店舗を出店します。イベントを通じて、価格設定や売上向上施策の立案など実践的な店舗経営の基本を学び、観光客誘致や交流人口の増加に関する知識を得ることで、地域振興に向けた具体的な施策を学びます。
なお、当日の2店舗の売上は全額、福島県の東日本大震災で被災した子どもたちを支援する基金に寄付します。
【開催概要】
日時 :令和6年(2024年)11月22日(金)15:00~19:00
11月23日(土・祝)・24日(日)10:00~17:00
※学生出店の店舗は23日(土・祝)・24日(日)に営業
場所 :旧飯坂小学校(福島県伊達郡川俣町飯坂字南古堂道内5番地、
JR「福島駅」から福島交通バスにて約50分)
参加予定:近畿大学経営学部生 22人
出店店舗:至福の一杯のコーヒー屋 コーヒー1杯 600円(税込)
CO-COFFEE コーヒー1杯 600円(税込)
対象 :一般の方(事前申込不要)
チケット:前売3枚券 1,500円
当日3枚券 1,800円
共催 :川俣町、近畿大学社会連携推進センター
企画・運営・お問合せ:一般社団法人 日本コーヒーフェスティバル実行委員会
TEL(090)1140-5675
【本件の背景】
東日本大震災後、福島県川俣町がさまざまな復旧・復興事業を進めるなか、近畿大学は平成25年(2013年)5月に「"オール近大"川俣町復興支援プロジェクト」を始動させました。除染研究や健康管理などの「再生支援」と、産業の活性化や教育・文化の育成などの「復興支援」の両面から川俣町の安全・安心と復興の取り組みをサポートし、同時に川俣町復興支援アドバイザーも務めてきました。平成29年(2017年)3月には、さらなる緊密な連携・協力を図るために包括連携協定を締結。平成30年度(2018年度)から令和2年度(2020年度)には、「大学等の復興知を活用した福島イノベーション・コースト構想促進事業」を実施しました。また、令和3年度(2021年度)からは「大学等の復興知を活用した人材育成基盤構築事業」を活用し、川俣町をフィールドとして、近畿大学の教員と学生が地域(住民や事業者等)のニーズを調査し、地域課題や地域振興に向けたアイディアを具体的な形にして取り組んでいます。
【関連リンク】
社会連携推進センター
https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/usr/
経営学部
https://www.kindai.ac.jp/business/